「廃村千選」 〜 佐賀県
「廃村千選」 〜 佐賀県
佐賀県浜玉町の再生した廃村 山瀬(やませ)の分校跡です(平成18年3月)。
※ 画像は福岡県の長崎ゆかりさんにご提供いただきました。
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・編者が確認した佐賀県の「学校跡を有する廃村・高度過疎集落」(学校の所在は昭和34年以降)は2か所です(廃村2か所)。
・佐賀県(旧国名は肥前)の人口は81万人(R.2)。
「廃校廃村」は浜玉町山瀬,東背振村大川内の2か所です。
・山瀬には,佐賀県本土部の最高級・唯一のへき地3級校(浜崎小学校山瀬分校)がありました。山瀬は平成6年に廃村となりましたが,新しい住民の方の転入により,戸数3戸(H.21)となりました,分校跡は地域の施設として活用されています。
・佐賀県内には北方町の杵島炭鉱など,いくつかの炭鉱がありましたが,鉱山関係の廃校廃村は見当たりません。
・佐賀県内には離島のへき地5級校が2つあります(肥前町向島,鎮西町松島)。向島は九州本土から船で15分,向島小中学校は存続しています。また,松島は本土から船で15分,加唐小学校松島分校は存続しています。
・佐賀県内最大規模のダムは富士町の嘉瀬川ダム(未竣工)です。嘉瀬川ダム上流の鷹ノ羽・小ヶ倉は廃村となっています。ダム関係の廃校廃村には,大川内(五ケ山ダム関連)があります。
・佐賀県で歴史が古く,かつ開校期間が長い廃村の学校は,佐賀県東背振村小川内の小川内小学校で,明治 8年開校,平成4年休校,開校期間は117年です。
※ 「廃村千選」 〜 佐賀県 = 2か所('06年1月8日作成,'23年4月16日更新)
※ へき地学校の数 = 32校
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集落名 |
学校名 |
自治体名 |
へき地 等級 |
児童数 |
閉校年 |
(特記) 産業・離村時期 |
◎ 1 |
(Yamase) 山瀬(下山瀬) |
浜崎小学校山瀬分校 |
(唐津市) 東松浦郡浜崎玉島町 |
3級 |
24名 |
(H. 7) 平成 3年 |
農山村・平成6年 |
◎ ◆2 |
(Ogouchi)☆ 大川内 |
大川内小学校 |
(吉野ヶ里町) 神埼郡東背振村 |
2級 |
21名 |
(H.17) 平成 4年 |
(五ケ山ダム) 農山村・平成17年 |
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(注1) 「廃村千選」とは,編者が確認した全国の「学校跡を有する廃村・高度過疎集落」約1100か所のことをいいます。また,「廃校廃村」とは,「学校跡を有する廃村・高度過疎集落」を略した呼称です。
(注2) 「廃村千選」における廃村(集落跡)は住民がいない集落(1戸程度が残るもの,冬季無人集落を含む),高度過疎集落は5戸以下程度(冬季分校所在地は3戸以下程度)の集落(番号欄*印付き)です。
(注3) 「廃村千選」における学校は,昭和34年4月以降の小学校とその分校,冬季分校,夏季分校です(昭和34年3月以前に閉校した学校は含みません)。
(注4) ◎は編者が訪ねたことがある廃校廃村,◆は冊子「廃村千選II」作成後(平成23年5月以降)にリストに追加した廃校廃村です。なお,平成24年に下記集落名を修正しました。
・下山瀬 → 山瀬
(注5) ☆は中学校が集落内にあった廃校廃村です(併設校,分校を含む。昭和34年3月以前に閉校した学校は含みません)。
(注6) 学校名,へき地等級,児童数のデータは,昭和34年4月現在のものです。
(注7) 閉校年は,原則「全国学校総覧」により1年ごとの所在を比較して調べたものです。再開されなかった休校は閉校と同一に扱っています。( )書きは休校を経た閉校年です
(注8) 離村時期欄,xx年は,文献等に記された閉村年です。xx年頃は,小学校閉校年,住宅地図等により推定した閉村年です。
(注9) 市町村名は,説明文が平成13年4月現在(平成の大合併直前),リストが昭和34年4月現在,リスト内( )書きが平成31年4月現在です。
(注10) 集落名(読み)へのリンクは「村影弥太郎の集落紀行」Web(管理者村影弥太郎さん)の力添えをいただいています。
(注11) 令和元年以降に生じた廃村は,原則追求していません。
(注12) お気付きの点があればお知らせいだけると幸いです。
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